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シームレスドールについて
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シームレスドールについて


関節が内部にあるから表面はすっきりキレイ

シームレスドールの最大の特徴は、表面に関節が無いことです。形を変えることのできるシリコン製のボディだから、バラバラの手足各部のパーツを組み合わせる事無く、全身を一体式に成形できるからです。これにより露出の多い衣装や水着などを着せても、それら衣装の特徴が生きた展示を楽しむことが出来るのです。

柔らかいシリコン製の皮膚

着せ替えやポージングの瞬間だけでなく、だっこをしてお出かけの際にもシリコンの柔らかい風合いは心地よく癒されます。またそのことが見た目だけでは感じられない生々しい存在感を一層引き立て、愛着も深まります。

だからポーズも思いのまま

柔らかいボディの長所はそれだけではありません。各部がそれぞれの位置を干渉する事無く密着するので、脇や股関節をきっきり締めることができます。それにより女の子らしい内に向いた姿勢も可能になってきます。

 
内蔵ワイヤーフレームについて
■ワイヤーフレームの特徴

メタルフレームやプラフレームなどは一部分の可動の方向性を『自由度』とよび、そのドール或はロボット全体で何自由度あるかと説明されますが、ゴムテンションの球体関節やワイヤーフレームのシームレスドールでは無限の方向に動かす事が可能です。理屈としてあり得ない方向への若干の曲げは、女の子らしい自然なしなりを発生させることが出来るのです。

■ワイヤーフレームならではのニュアンス

ワイヤーフレームはその融通性も特徴のひとつです。例えば『┓』型で曲げる部位は一方向での変化しかありませんが、ワイヤーフレームではひらがなの『て』の形のような微妙なニュアンスが表現出来ます。本来直角に曲がる部分もワイヤーフレームでは、まるでゴムホースのように丸みを帯びた曲がり方をしてしまいますが、上記の様な『反り』を加える事でこれは解消できます。

■金属疲労について

ワイヤーフレームは機械式骨格と違い、ネジが緩んで来たり、規定の方向外への曲げによる骨折は無い反面、金属疲労による骨折の可能性が存在します。これを防ぐために東京ドールでは単線ではなく複線を、更に捩りを入れることにより一本一本への負担軽減につながるように工夫いたしました。それにより可動耐久テストは単線のそれより10〜20倍のテストでもびくともしません。ただ頻繁な曲げ、特に加熱するほど激しく動かすのはお避け下さい。

■シリコンエラストマーに優しい骨格

ワイヤーフレームは鋭角に曲がらないという弱点があるものの、それは逆にエッジが利いてないためにシリコンの皮膚を突き破らないという長所も併せ持ちます。ワイヤーを包む樹脂素材も相まってシリコンにはとても優しい骨格となっております。

ドール運用についてのポイント
シリコーン・シームレス・ドールは扱いにくい?

シリコーン・シームレス・ドールは通常市販されているウレタンキャスト製やPVC(ポリ塩化ビニル)製のドールとは全く材質感が違うために取扱いが難しいという印象があります。
もちろん材質にはそれぞれの特性があるため長所と短所はともに存在するのですが、
歴史が浅いということも手伝って特にシリコーンは短所が目立ってしまう感があることも否定出来ません。
単純に運用面での他素材に対するシリコーン・ドールの扱いにくさを挙げるとすれば、
(1)柔らかいために慣れていないと服の着せ替えが困難。
(2)中空構造が困難なために重量がかさむ。
(3)静電気を帯びやすくタック(ベト付き)もあるためホコリが付きやすい。
以上が主に挙げられるものです。
しかしこれらの短所も印象から増幅されてしまっている部分もありますので、実際につき合っていく中で慣れていかれるものと考えられます。
もちろんそれらのネガティブな印象を上回る特性を持つ材質であることも事実です。

■シリコン素材は不安定な材質か?

多く寄せられるお問合せの中でも、シリコンという素材に対して抵抗感を持つ方がかなり見受けられます。

その原因として第一にあげられるのが「裂けやすい」「経年劣化しやすい」というシリコンの特性がありますが、それは「柔らかい素材」という最大の長所に対する表裏一体の短所とも言えます。ただしこのような印象を与えてしまったのは、一時期大型量販店などでシリコーン人肌素体として肌色に着色され販売されていた縮合型シリコンであり、現在東京ドールで使用している付加型シリコンとはまったく別のものです。この新型のシリコンはブリード現象(油漏れ)はかなり押さえられており、自重変形、自然崩壊の可能性はほぼありません。

また、第二の原因としては海外製のシリコン・シームレスドールの影響もあります。付加型シリコンと言っても種類は様々です。柔らかくするためには可塑剤やシリコンオイルなどを付加していきますが、プラントで可塑剤などをしっかり混合させたものもあれば、手混ぜでシリコンオイルを混ぜたものと様々です。もちろんそれは価格にも跳ね返ってきますので廉価なものは粗悪で劣化を招き易い物も多々あります。値段の安さで選ばれた製品は早い劣化を招きやすくなりますが、それで「全てのシリコンドールは劣化が早い」というイメージを持たれてしまった感はあります。

■シリコン・ボディは着せ替えが難しい?

ウレタンキャスト製やPVC(ポリ塩化ビニル)製のドールの着せ替えの容易さに慣れてしまうと
シリコン製ドールのそれはやや困難に感じられるかも知れません。シリコン製ドールの特徴でもある柔らかい肌は、逆に言えば布生地が引っかかりやすく、また滑らせにくくなるからです。
その場合は同梱されている保護パウダーを塗布した後、パウダーが服(色の濃い場合は特に)に移らないように軽くたたき落として滑りやすくする必要があります。
また服は一気に着せ替えようとせず、ゆっくりと時間をかけてたぐるように着せていくのがポイントです。
服を着せる際の注意事項としては、色の濃い染料を使用したものや、色の濃いウレタン系の化学繊維などは色移りの原因になる場合もありますので、目立たない箇所に短期間当てておき確認する必要があります。
また、きつめの服やゴムで締め付ける感じの衣類は、肌に後が残る場合がありますのでこちらも注意が必要です。こうした色移りや締め付けの痕は時間を置くと徐々に軽微な状態になっていきますので一旦様子をみることをお奨めします。
  
■シリコン・エラストマーの特性

石油製品と違いシリコンは非常に歴史の浅い合成ゴムですが、近年では限りある石油資源に替わり、様々な用途、場面で使われつつある素材です。原材料はガラスと同じケイ素で地球上ではとても多い物質のひとつです。しかしシリコンの技術は「石油製品に比べて50年は遅れをとっている」とも言われており、未だに改良が進んでいる状態です。
この製品に使用しているシリコンはドイツ製で医療用にも使われている付加型シリコン・エラストマーです。主に人体の欠損部分の補填に使用されております。従来の錫(スズ)を触媒にしたものではなく、白金(プラチナ)を触媒としたもので人体にも影響が少ないタイプのものですので安心して手で触れて、その柔らかい感触をお楽しみいただけます。
人形の素材として、このシリコンを選んだのは、繋ぎ目がない「シームレス」であるというアドバンテージだけではなく、とても柔軟性のある柔らかい材質である点も挙げられます。これまでのゴム素材も柔らかくはあるのですが、シリコンに比べればまだまだ硬いものであり、その張力は内骨格だけではとても支えられません。
 
■非常にデリケートな素材です。

しかし石油系合成ゴムにくらべると、まだ引っ張り強度の点では弱く、限界を超えると裂けやすい性質があります。またカッターナイフや針など尖ったモノなどに強く触れると、そこから裂けてしまう可能性も高くなります。もちろん少々のポージングの変化を付けるだけで簡単に裂けてしまうことはありませんし、無理な姿勢を長期間に渡り取らせなければ変型、崩壊などの心配もありません。一時期のシリコーンでは可塑剤(柔らかくするための添加物)が時間の経過とともに抜けていき、勝手に崩壊するという事態もありましたが、現行のものはそれを克服したものです。
静電気を帯びやすい性質があります。

シリコーンは非常に帯電しやすいという特性があります。特に冬場にセーターを着て触れると静電気がおこる事があります。また静電気はゴミやウィッグの毛などを引き寄せます。この場合は放電させる意味でも、水でやさしく洗浄することをお勧めします。細かなホコリなどはボディソープでやさしく洗い流して下さい。洗浄は放電も兼ねます。

■タック(ベト付き)があります。

シリコーンに限らず、可塑剤を添加した樹脂はたいていの場合タック(ベト付き)があります。弊社のシリコンは義手・義足などでも利用されるドイツ製の最高級シリコンですので、通常ドールなどに用いられる他メーカーのシリコンに比べると圧倒的にタックは少ないのですが、それでもやはり素材の特性上多少のタックはあります。これは付属のパウダー(炭酸カルシウム)をブラシで塗布すると抑える事ができます。タックによってすでに付着してしまったゴミなどは、やはりボディソープなどでやさしく洗浄し、完全に乾燥してからパウダーを付けましょう。
塗料、接着剤、化粧品等、ほとんど受け付けません。

シリコーン・ドールは基本的に塗装を加えたり、メイクを施したりといったことは困難です。接着剤やラッカー系の塗料であれば硬化後に簡単に剥がれてしまいます。また油性インクや化粧品などノリが悪くはじいてしまいます。リペアキットに付属のプライマーを塗布した面に一液性のシーラントを塗り接着、塗装(シーラント自体に塗料を混合)が唯一の方法です。